この記事では、独学でWebサイトの制作〜公開までを経験した方に、そのスキルをしっかりと「稼げる力」へと昇華させるための本を12冊ご紹介します。
Web制作・サイト運営の独学におすすめな本 一覧
「独学でWebサイトを制作〜公開するまでは経験できたけど、このあとどうすればいいですか?」
こう悩まれる方は多いです。
そこでこの記事では、ここまで独学でがんばってこられた方に向けて、そのスキルをしっかりと「稼げる力」へと昇華させるための知識を身につけることを目的に、役立つ書籍をご紹介します。
焦らず、しかしテンポよく、しっかり学んでもらえたら幸いです。
Web制作
この一冊で全部わかるWeb技術の基本
この一冊で全部わかるサーバーの基本
この一冊で全部わかるWeb制作と運用の基本
一般的には「初心者向け」な3冊ですが、恐らく完全独学でWeb制作を学んでる多くの方にとっては「わけわからん内容」だと思います。
だからこそ、Web制作の基本スキルを身につけて、中級者となった段階でおすすめします。
Webがどんな仕組みで成り立っているのか?
サーバーとは何なのか?
Webサイトの成功とはどこのことなのか?
ここをしっかり理解することが、フリーランスとしてWeb制作を行う上でとても重要な知識となります。
しっかり読んでおきましょう。
Webデザイン
ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザイン
インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針
初級編の記事にも書いたとおり、デザインはアートではありません。
これまでの歴史の中で体系付けられてきたロジックがあり、これを学ぶことで数多の状況に適したデザインを判断し、制作することができるようになります。
いくつものデザインカンプをコーディングしてきたかたこそ、今ならそのロジックも理解できるはず。
『インタフェースデザインの心理学』は何度も読み返したくなる名著です。
デザインの言語化
良いデザインを作るために、最も大切なスキル。
それがデザインの言語化力です。
そもそも多くの人は頭の中のイメージを明確に言語化できるほど達者じゃありません。
一方で、良いデザインを作るためにはその制作に関わる全員がイメージを正確に共有する必要がありますが、そのためにはイメージを明確な言葉で伝えなくてはいけませんよね?
この本には、そんな一見難しそうなデザインの言語化に必要な知識やコツ、そして仕事相手に伝えるためのちょっとした気遣いなどを4つのステップに分けて解説しています。
正直、職種や雇用形態にかかわらず、すべての社会人にとって実力とコミュ力の高さは重要ですが、デザインの言語化力を高めることでその両方を総合的に鍛えることになりますから、この一冊はかなりコスパも良いと思いますよ。
Webディレクション
Webディレクションの新・標準ルール 現場の効率をアップする最新ワークフローとマネジメント
担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座
複数の案件をこなすようになってくると、自然と関わる人物も増えてくるものです。
特に自分で獲得した案件を、周りの人たちと協力しながらこなすようになってくると、その管理手法も大切になってきます。
社会人として組織の運営経験がない場合、ここで大いに悩むことになりますが、そんなときの判断基準として参考になるのが上記の2冊。
「成功」の定義は仕事や環境によって様々ですが、「失敗」と呼べる状況はそれなりに限定できるはずです。
よって、まずはその「失敗」を最大限回避・抑止するための戦略・準備の方法を学びましょう。
Webコピーライティングの新常識 ザ・マイクロコピー[第2版]
ディレクションの基礎を学んだら、お次はコピーライティングに関する知識を勉強しましょう。
結局Webサイトを機能させるのは「言葉の力」だったりしますが、その力の使い方を学べるのがこの一冊。
一日で読める量ですが、この本で学べることには数億円の価値があると言っても過言ではありません。
ワイヤーを作るにしても、ユーザーの気持ちを汲み取り、導線を設計し、気持ちよくCVまで辿れる言葉を紡いでおくことが大切。
ユーザーのモチベーションを高めるのも、購入ボタンを押しやすくするのも、すべてはWebサイトに書かれた言葉次第。
デザイン以上に強力なコピーライティングの知識を身に着け、価値あるWebサイトを作れるWeb制作者を目指しましょう!
Webサイト運営
現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書【改訂2版】
できる逆引き Googleアナリティクス4 成果を生み出す分析・改善ワザ 192
ウェブ分析レポーティング講座
無事にホームページを納品したけど、そのサイトが役に立っているのかわからない。
そんな悩みが生まれるのも、中級者ならでは。
まずは『現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書【改訂2版】』で分析方法の基本を学びましょう。
その上で、GAの使い方を『できる逆引き Googleアナリティクス4 成果を生み出す分析・改善ワザ 192』で学び、そこで得られたデータを元に分析を行います。
分析結果は、クライアントにとってわかりやすい形になるようにレポートにまとめる必要がありますが、そのときに役立つのが『ウェブ分析レポーティング講座』。
この3冊を書いた小川卓さんは、本当に偉大すぎる。