2023年にはユニバーサルアナリティクスが廃止されるということで、今月からGA4を見ながら担当しているホームページの分析レポートを書いてます。
書いてるんですけど、いきなり使い方で躓いたので、ここに備忘録として残しておきます。
本記事の目次
GA4でPV数を確認する手順
知っていれば簡単な4ステップ。
- サイドバーにある「レポート」をクリック
- 「エンゲージメント」をクリック
- 「エンゲージメントの概要」をクリック
- ページ下部にある「表示回数」を参照
直帰率の代わりに見るべき指標
将来的に復活するかもしれないそうですが、この記事を書いている2022年6月時点では、「直帰率」という項目が消えています。
これはつまり、Googleのアルゴリズムの根本的な考え方が変わったことを暗に示しているわけですが、そもそも「直帰率」には問題点があるとされてきたのも事実。
「直帰率」の問題点
直帰率は「Webサイトを訪問したユーザーの満足度」を推し量るための指標でした。
しかし、その仕組み上「2ページ目を表示しなかった」という条件でしか定量化することができず、正確性に欠けるものでもありました。
LPのように1ページでユーザーに伝えたいことをすべて伝えられるコンテンツの場合、必ずしも2ページ目を見られなかったことが「満足していない」ことを指すとは限らないですもんね。
ということで、GA4では「直帰率」を廃止して、代わりに新しい概念と指標が誕生しました。
Google様が言う「エンゲージメント」を理解しよう
GA4における「エンゲージメント」とは、「サイトやアプリに対するユーザーの操作」のこと。
そして、「エンゲージのあったセッション」とは下記の3点を指すようです。
- 10秒以上継続した
- 1 件以上のコンバージョンイベントがあった
- ページビューが2回以上あった
※公式のドキュメントも読んでおきましょう。
このように、単に2ページ目を読んだかどうかではなく、10秒以上にそのページを読んだり、スクロールしたりといったこともカウントしてくれるようになったわけですね。
そんな「エンゲージメント」を数値化したのが、「エンゲージメント率」。
「エンゲージメント率」の見方はこちら。
- サイドバーの「集客」をクリック
- 「ユーザー獲得」をクリック
- 画面下段のテーブル内にある「エンゲージメント率」を参照
この数値は、エンゲージメント率 = (エンゲージメントセッション)/(セッション)という式で導き出されているとのこと。
今後はこの数値を参考に、ユーザーの満足度を推し量ることになります。
まずは慣れます
今回はじめてGA4に触れてみて思ったのは、自分自身の考え方からアップデートしなければということ。
これまで僕が書いていたレポートでは、割と直帰率の数値を根拠とした分析や提案も多かったので、そこから改めつつ、GA4という新たなツールに慣れていこうと思いました。
当分の間は、GA4を使うたびに新しい発見がありそうです。笑
おまけ〜おすすめの参考ページ
「そもそもGA4ってどうなの?」「ユニバーサルアナリティクスとどう違うの?」という悩みでもやもやしている人には、以下の記事をおすすめします。
Web解析界の四皇たちが大いに語り合う、非常に分かりやすい記事ですよ。
“ココがすごいよ! GA4 ” 解析プロ4人が語る「Googleアナリティクス4」の便利・不便なポイント – web-tan forum