この記事では、6年ぶりにTumblrの面白さを思い出したY世代の僕が、その魅力について解説します。
みなさん、Tumblr(タンブラー)をご存じですか?
ブログ型のSNSで、情報をキレイにまとめたり、集めたりするのに便利なものなんですが、さらには独自ドメインで自分のホームページやポートフォリオまで作れてしまう優れものなんです。
僕は先日、おぎのさんのツイートを読んで久々にその存在を思い出しました。
調べてみたらさらにオシャレなアプリになってまして、もっと色々と確認したら、僕のアカウントは6年も放置されてましたw
ということで今回は、久々にTumblrの面白さに触れて6年ぶりにTumblrを使いはじめた僕が、Web制作を独学している当ブログ読者のみなさんに向けて「Tumblrの魅力」を解説します。
特に「ブログやポートフォリオを作りたいけど、サーバー契約したり、サイトのデザインを考えるのが面倒だなぁ」と思ってるWebデザイナーさんは必見です。
本記事の目次
Tumblrとは?

Tumblr(タンブラー)とは、現在米国Automattic社(WordPressの開発・運営元)が運営しているブログ型のSNS。
2007年にDaviaville社がサービスを開始し、2013年にはYahoo!によって買収。
その後、アダルトコンテンツの全面禁止に踏み込んだことで経営不振に陥るも、Automattic社が買収したことで現在に至るまでサービスを提供し続けているようです。
何ができるの?

Twitterなどのように基本無料で使え、「テキスト」や「画像」「動画」「音声」などで自分の意見を投稿できるのですが、最大の魅力は自分の投稿をブログのようにキレイに整理できること。
個人的には「オシャレで多機能なアメブロ」っていう印象を持っていましたが、それは今でも変わっていないみたいです。
自分のアカウントページの見た目を編集することで、オリジナルのサイトを立ち上げることもできる上に、独自ドメインを取得できたり、アフィリエイト広告による収益化も可能です。
さらにいえば、細かいところがとにかくおしゃれ。
サイトのロゴにカーソルを合わせるとカラフルなグラデーションがかかったり、新規投稿の画面で表示されたアイコンのアニメーションがランダムに画面から消えたりと、細部にわたる遊び心がとにかく印象的なので、ぜひ一度触れてみてほしいです。
そんなTumblrで、実際に何が出来るか見ていきましょう。
- 投稿
- リブログ
- フォロー/フォロワー
- お気に入り
- オリジナルページ
①投稿

SNSですから、まずは自由に投稿できます。
しかもTumblrでは、「テキスト」や「画像」を含む下記の7種類を投稿できる上に、その見せ方も自由なんです。
- テキスト
- 画像(JPEG、GIF、PNG、BMP/10MBまで)
- リンク
- 文章の引用
- 動画(YouTube/Vimeo)
- 音声(MP3のみ/10MBまで)
- インスタントメッセージの会話ログ
ひたすら「画像」だけを更新していけばPinterestのように使えますし、図解とその説明を載せることでInstagramのような使い方もできます。
もちろん「テキスト」だけでTwitterのように使うことも出来れば、「画像」や「動画」を交えてブログのように使うこともできるんです。
この自由度の高さが魅力であり、SNSが浸透していなかった5年以上前の日本で、Twitterほど流行らなかった理由かもしれません。
②リブログ
Twitterでいうところの「リツイート」のような機能です。
要は、他の人のステキな投稿を自分のフォロワーさんたちにも見てほしいときに「リブログ」するわけです。
③フォロー/フォロワー
ということで、もちろんフォロー/フォロワー機能もあります。
ダッシュボードと呼ばれる、Tumblrのメインページに自分がフォローしているアカウントの投稿が表示されます。
まずは有益そうな人を探して、どんどんフォローしてみましょう。
④お気に入り
これはTwitterでいうところの「いいね」であり、「ブックマーク」です。
お気に入りした投稿は、いつでも見返すことができるようになります。
⑤オリジナルページ
ブログ型のSNSということで、自分のオリジナルページを作ることができます。
しかもこのページ、独自ドメインを取得して完全オリジナルのページとして公開することも出来るんです。
未だに某キーワードでは検索1位のサイトがTumblrで作られていたりもするので、とりあえず自分のホームページが欲しいという方は、自分でサーバーと契約したりブログを構築するのが面倒な方は、Tumblrを始めてみるのがいいかもしれませんね。
無料のテンプレートを豊富ですよ。

その他にこんなことができます
Tumblrの使い道

ブログをはじめる
先述のとおり、オシャレなブログを今すぐ始められます。
書きたいことが明確なら、1時間もかからず立ち上げ可能。
サーバー代はかからず、セキュリティー対策もほぼ不要ですし、投稿自体もシンプルで使いやすいですよ。
Pinterestみたいに使う
気に入った投稿やサイトをTumblrに保存したり、リブログしておくことで、自分のお気に入り情報を集めたネタ帳としても使えます。
しかもこれ、「公開/非公開」を選択できます。
情報収集ツールにする
すごい人をひたすらフォローしておくことで、情報収集のツールとして使えるようになります。
特にデザイン系は画像だけ投稿してる人も多いので、言葉の壁など気にせずどんどん情報を集められます。
ポートフォリオを作る
簡単に自分のサイトを立ち上げられるため、自分の作品をどんどん掲載することであなた自身のポートフォリオサイトを立ち上げることもできます。
数年前の日本では、割とこの使い方をしている方が多い印象でした。
美大卒の駆け出しデザイナーの方はもちろん、プロの方々もTumblrで仕事をしていたような…

Webサイトを作る
ポートフォリオが作れるなら、もちろんWebサイトも作れます。
資金が少ないオープンしたての個人経営の飲食店や美容室などは、Tumblrでサイトを立ち上げてみてみるのもアリだと思います。
そのサイトにどうやって人を集めるかという問題もありますが、それは僕にご連絡ください(下手な営業)。
Webデザイナーさんには特におすすめ

ということで、多機能で面白そうなTumblrですが、やっぱりデザイナーさんはメリットを感じやすいんじゃないかと思うんです。
デザイナーさんなら自分の作品の見せ方にもこだわりたい反面、コーディングの知識がなかったり、サーバー契約などの作業が苦手な方もいると思うんです。
僕の友人のデザイナーも、僕がWeb制作を勉強するまではずっとTumblrを自分のポートフォリオに使っていましたが、「身近にサイトを作ってくれる人がいない人」にとって、Tumblrはとても魅力的なSNSといえるでしょう。
まずは自分で作品の見せ方を考えて、ある程度の方向性を決めてから僕たちのようなWeb制作者に依頼する方が、最終的な納得度合いも違うでしょうしね。
さいごに
6年ぶりにTumblrを眺めていて思ったんですけど、何よりも今はユーザーが少ない上に、アダルトコンテンツが排斥されたことでかなり治安が良いことも、Tumblrの魅力だと感じました。
他者の目が気になるSNSに疲れた人たちが、自己を見つめるためにTumblrに集まっているのもわかる気がします。
僕もしばらくはプライベートな使い方をしてみて、Tumblrのより良い楽しみ方を模索していきたいと思いますが、見つけたら優しくしてください????
この記事が独学をがんばる皆さんのお役に立てたらうれしいです。

