それ、話しすぎが原因かもしれません。
メンターとして毎週多くの駆け出しフリーランスさんたちのお話を聞いている僕ですが、Web制作の営業で「成果を出せる人」と「そうでない人」を比べてみると、案外その違いって単純なことが多いんです。
ズバリ、「相手の話をしっかり聞いているかどうか」。
営業がうまくいかない人ほど、自分の強みやサービスの魅力を一方的に話してしまいがち。
しかし、相手が本当に求めているのは「あなたの話」ではなく、「自分の課題を解決できるかどうか」です。
この記事では、案件獲得の確率をグッと高められる「聞く力」について解説していきます。
日頃から相手の話を遮りがちな人は、特に読んでみてください。
本記事の目次
なぜ「聞く力」が営業の成否を分けるのか?

営業の本質は「売り込む」ことではなく、相手の課題を解決することです。
でも、クライアントが何に悩んでいるのかって、本当に理解できていますか?
もし、しっかり聞かずに提案しているなら、次の3つの問題が起こっているかもしれません。
- ニーズを外した提案になる → 興味を持ってもらえない
- クライアントが「この人は分かってくれない」と感じる → 信頼を得られない
- 結果的に「ちょっと検討します」と言われて終わる → 成約につながらない
でも逆に、傾聴力を高めると、これらの問題は一気に解決します。
相手の本音を引き出し、本当に必要な提案ができるようになるからです。
【実例】傾聴力を高めたら、成約率が劇的に上がった話

フリーランスのWeb制作者Aさんは、かつて営業がうまくいかず悩んでいました。
「とにかく自分の強みを伝えなければ!」と、提案の場では自分の話ばかり。
でも、結果は…「また検討しますね」と流されてばかり。
そこで、思い切って営業スタイルを変えてみました。
「とにかくクライアントの話を聞く」
最初の10分間は、自分の話を一切せず、相手に質問を投げかけ、ひたすら耳を傾けました。
すると、クライアントの反応が明らかに変わったそうです。
「この人、ちゃんと話を聞いてくれるから信頼できそう」と思ってもらえるようになり、結果的に成約率は2倍になったんだとか。
「売り込まないと意味がない」という誤解

「でも営業って、結局は押しの強さが大事なんじゃないの?」
こう思う人も多いと思います。
しかし、実際の営業では「売り込む」よりも「相手の課題を正しく理解する」ことの方が圧倒的に重要。
たとえば、あなたが病院に行ったとき、医者があなたの話をろくに聞かずに薬を出したらどう思いますか?
「ちゃんと診察してよ!」と思いますよね。
Web制作の営業も同じです。
相手の悩みをしっかり聞かずに「このサイトなら絶対売上が上がりますよ!」と売り込んでも、クライアントには響きません。
まずは相手の状況をじっくり聞き、本当に必要なものを提案する。
そうすれば、「じゃあお願いしたいです」と、向こうから依頼してくれるようになるんです。
「話す」より「聞く」で営業はうまくいく
「話す」より「聞く」営業に変えれば、結果は変わります。
クライアントがまず最初に求めているのは、「あなたのサービスの説明」ではなく、「自分の悩みを分かってくれる人」。
次の営業では、ぜひ意識してみてください。
最初の10分は「自分の話を一切しない」と決めて、相手の話をひたすら聞く。
それだけで、あなたの営業成約率は確実に上がるはずですよ!
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この記事が独学をがんばる皆さんのお役に立てたらうれしいです。


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