この記事では、「Web制作の独学に挑戦してる人」におすすめする本を10冊ご紹介します。
Web制作の独学におすすめな本 一覧
まずはこの10冊を読んで、Web制作のスキルの基礎を養いましょう。
そもそもWeb制作がどんな人たちに何故求められ、どう活躍できるのか?
ここを理解して、そのために必要なスキルを学ぶことが「Web制作の初心者」になるために大切なステップです。
焦らず、しかしテンポよく、しっかり学んでもらえたら幸いです。
Web制作
1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
実は世界中で売れてるWeb制作入門の決定版。
カナダでエンジニアとして活躍されてたmanaさんによる、初心者向けの一冊です。
ProgateやドットインストールでHTMLとCSSで出来ることを理解したら、そのままこの本にすすべきだと思います。
テキストエディタをダウンロードしたり、開発環境を準備したり、サーバーを契約したり、いよいよWeb制作者っぽくなってきますよ。
まだ右も左も分からない状態だとは思いますが、まずはこの本を信じて、この本でウェブや必要言語、デザインの基礎を復習してから、後半に出てくるカフェのサイトを実際に作ってみてください。
これまでに学んだスキルを、自分の知識へと昇華していくことが目的です。
僕もこの本にすべてを賭けて、ここで挫折したらWeb制作を諦めるつもりで挑みましたが、気がついたら本業の休みの日=Web制作を頑張る日になってます。
世界一わかりやすいWordPress 導入とサイト制作の教科書[改訂2版]
WordPressを理解せずに、Web制作で稼ぎ続けるのは至難の業。
HTML&CSSのコーダーとしてスキルを極めて生きていくならまだしも、20万円以上の高単価案件を獲得しつつ、自分の自由な時間を確保したいなら間違いなく必須スキルです。
ということで、この本の出番。
基礎を理解して、HTML&CSSで書かれたデータをWordPress化する手順がとことん初心者目線で丁寧に解説されています。
これは(Web制作の独学界において)万人受け間違いなし。
我が師匠:たにぐちまこと氏もこの本を絶賛していましたが、本当に抜け目のない良書中の良書です。
CSS設計完全ガイド ~詳細解説+実践的モジュール集
ある程度コーディングをしてくると気になりだすのが「CSSの記述方法」。
要は「キレイに書きたい!」っていうあれです。
とはいえ、色んな記法があるのでどれがどう良いのか判断に困るわけですが、それについて詳しく学べる名著であり、様々なモジュールのサンプルコードとその解説まで載っているボリューム満点の一冊。
「より効率的なコーディングを学ぶことで作業スピードが上がる=収益が増える」というカラクリも理解できるようになるでしょう。
Web制作者のためのSassの教科書 改訂2版 Webデザインの現場で必須のCSSプリプロセッサ
CSSの理解が深まったら、今度はSassのお勉強をしてさらにコーディングを効率よくスピードアップしていきましょう。
ネストだけでも十分早くコーディングできますが、ミックスインなんて覚えたら本当に作業量が激変しますよ。
CSSを書き慣れていれば、一週間程度で理解は出来るレベルです。
一ヶ月もあれば、あなたも別人です。
Webデザイン
ノンデザイナーズ・デザインブック
18年間ずっとベストセラーというデザイン本のド定番。
すべてのWeb関係者に読んでおいてもらいたい「課題図書」とも言えます。
デザインとはアートではないこと、生まれつきのセンスとか関係なく誰でもデザインの良し悪しを判断できるようになることが魅力ですね。
そもそもデザインって、知識と経験で伸びるスキルなので実は後天的な才能でもあります。
自分にはセンスが無いからと諦める必要はないので、もしデザイナーになりたいという方は、今からでもまったく遅くないと思いますよ。
Webデザイン良質見本帳 目的別に探せて、すぐに使えるアイデア集
個人的な話ですが、そもそも僕は自分でデザインしようなんてこれっぽっちも考えていませんでした。
しかし、基礎となる理論くらいは知っておかないと、デザイナーさんに丸投げすることになってしまったり、作ってもらったデザインの良し悪しを判断できないことに危機感を覚え、少しずつ「良いデザイン」というものをたくさん見ることにしました。
そんなときに、最初に購入したのがこちら。
Webデザインの基礎から要素別のデザイン例まで、しっかり学べる良書です。
ちなみに、この手の本を読むときは電子書籍よりも紙の本がオススメ。
さきほどの『ノンデザイナーズ・デザインブック』もそうなんですが、この手の本こそ一覧性が大切だからです。
なるほどデザイン
ベストセラー中のベストセラーであり、デザイナーを目指すなら必携の良書。
僕みたいなデザインセンスが遺伝的に消滅しているタイプの人間にとっては、デザイナーさんに対する尊敬の念がただただ強まる一冊ですが、そもそもデザインを考える際に、デザイナーさんが何を気にしているのか?がわかるようになるので、入門の一冊としてはとても価値ある本です。
UIデザインの教科書[新版] マルチデバイス時代のインターフェース設計
全Web制作関係者が学んでおくべきUI(ユーザーインターフェース)の入門に最適な一冊。
様々なサイズのデバイスが溢れている現代だからこそ、レスポンシブデザインは当たり前ですが、そうなったことで「使いやすいデザイン」が大きく変わり続けています。
この本では、デザインの歴史的背景から人間の認知特性、そしてデザインを形にするまでの流れが丁寧に解説されていますが、この知識はデザイナーだけでなく、ディレクターもコーダーも「大前提」として理解しておくことに価値があると思います。
コンバージョンを上げる WEBデザイン改善集
制作会社の現場でおこなわれている改善の実例を、図解で学べる非常に便利な一冊。
ワイヤーフレームを作るときに困るのが、何を基準にどう考えればいいのか?ということ。
この本では、大中小さまざまな企業の実例を紹介し、課題から仮説を立て、改善へのプロセスを分かりやすく解説してくれていますが、この知識がとても参考になるわけです。
どんなサイトも見た目だけじゃ意味がありません。
クライアントの願い(ホームページやLPを通じて「問い合わせ数を増やしたい」とか「売上を上げたい」など)を叶えるために、価値あるツールを提供することがWeb制作の目的です。
サイトの価値って、最終的にはリリースしてみないと判断できません。
しかし、だからこそユーザーの検索意図を考えたデザインを作ることで、クライアントにご理解・ご了承いただける提案を作れるようになることが必要です。
その力を養うために、この本は本当に大きな価値がありました。